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お手入れ向上委員会が行く!

wind-i mini3号 

楽器の輝きを蘇らせる魔法のアイテム!

 

Q01

原田 用途の異なる3種類があります。シルバーポリッシュは銀や銀メッキ仕上げの楽器、メタルポリッシュはノーラッカー仕上げの真鍮の楽器やニッケルメッキ仕上げの楽器に使います。そして、ラッカーポリッシュは、ラッカー仕上げ専用です。シルバーポリッシュとメタルポリッシュは研磨剤が含まれていますが、楽器専用に開発したものなので非常にデリケートにつくられた商品です。一方、ラッカーポリッシュは塗装表面をキレイにするためのものなので、研磨剤は含まれていません。 また、シルバークロス、メタルクロスという、ポリッシュと同じ効果を持っているクロスも販売しています。このクロスは手軽に使えるので管体やキイをまんべんなく磨きたくなりますが、クロスの使用は変色の部分だけで十分です。

 

Q2

原田 ポリッシュを使って磨いても表面がすり減るのはごくわずか、ミクロンの単位です。もちろん、毎日毎日、練習が終わるたびに使っていればメッキや塗装が薄くなってしまうこともありますが、ポリッシュは変色した部分にだけ使うものです。特にシルバーポリッシュ、メタルポリッシュに関しては変色していない限り使う必要はないです。

 

Q3

原田 金管楽器のほか、フルートとサックスにも使います。また、ファゴットやオーボエ、クラリネットなどのキイも銀メッキが使用されているので使えます。

 

ピストン楽器

原田 変色は硫黄の成分が銀と反応して起きます(硫化)。シルバーのアクセサリーをしたまま、温泉に入ると真っ黒になってしまいますよね。あれは温泉に含まれる硫黄と反応して硫化するからです。シルバーの楽器の変色は空気中の硫黄分や、人間の汗などに含まれる硫黄分によって起こります。また、化粧品に含まれている硫黄分などが原因となることもあります。 あくまでも楽器表面の変色なので音質や吹奏感に影響はないです。それよりも楽器がキレイになって気持ち良く演奏できることのほうが大きいと思います。

 

ピストン楽器

原田 ポリッシュをつけるためのキレイな状態のポリシングクロスです。ほかのもので代用できなくもないのですが、繊維がでてしまうような素材のものは、その繊維が楽器に付着してしまいますし、毛羽立ったものであれば毛羽にゴミが絡んで楽器にキズを付けてしまうこともありますので注意してください。

 

ピストン楽器

原田 使用する量ですね。ポリッシュをたくさん含ませると、例えば、可動部のオイルが充塡されている部分や、タンポ、フェルト、コルクなど金属ではない部分に付着してしまい、本来の楽器の性能を発揮できなくなることがあります。また、拭き取りきれないことがあると、そこにゴミやホコリなどが付してしまうので、なるべく小さな範囲で使ってください。

 

ピストン楽器

原田 毎日使ったり、毎週定期的に使う必要はないです。日常のお手入れと、変色やサビなどを抑えるお手入れは別物と考えてください。 また、ポリッシュを使ったらキズが入ったという方もいますが、ポリッシュでキズが付くことはありません。使用するクロスなどが毛羽立っていたり、クロスが汚れていて細かいゴミが付着していたりすると、それを楽器にこすりつけることでキズがつくこともあります。そのためにも乾拭き用とポリッシュ用のクロスを使い分けていただきたいのと、使用するときはクロスのキレイな部分を使うか、クロスをしっかりと洗ってキレイな状態にすることを心がけてください。

ピストン楽器

 

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