レコーディング機器業界で絶大な信頼を誇る「タスカム」に協力してもらい、録音に関するみなさまからの疑問や質問にお答えするこの企画!“ 正しい録音の仕方”を覚えて、自分の演奏を綺麗な音で残しましょう!
企画協力:ティアック株式会社
回答者:小泉貴裕さん(ティアック株式会社 音響機器事業部)
前回までの記事はコチラから
▶▷【ノイズを抑えるには?/角度が難しい金管にオススメな機種は?】◁◀
▶▷【録音するにはどの位置がベスト?】◁◀
▶▷【録音レベルの調整が苦手…/合奏と声の両方を録るには?】◁◀
吹奏楽団でトランペットを吹いています。IC レコーダーと、より高価なリニアPCM レコーダーで、録音の音質や機能の差がどれくらいあるのか知りたいです。
音楽用として扱われているリニアPCMレコーダーでは、価 格帯によってマイクやオーディオ回路の品質が異なります。また、入力数も異なるものがあります。性能の差という意味では、ノイズの少なさ(S/N比というスペック)が価格帯によって変わってきますが、TASCAM製品の場合は低価格帯のモデルでも音質そのものはICレコーダーより優れた音質になっています。外部マイクをお使いにならない場合は、比較的低価格でもICレコーダーとの音質差を感じていただくことができると思います。
ジャズバンドをやっています。いつもライブハウスの客席テーブルにレコーダーを置いて録音していますが、音がこもってたり、ベースだけやたら大きく聞こえたり、レコーダーのまわりの音ばかり拾ってしまってたりと、なかなか上手く録れません。ライブを上手に録るコツを教えてください。
ライブを良い音で録音したい場合、まず会場の中で音のバランスが優れた場所を探すことが必要です。リハーサル中などに会場を歩き回って場所を見つけておきましょう。左右のスピーカーに等距離になる場所を探すと早く見つかると思います。また、低音を拾いすぎる場合は、LCF(ローカットフィルター)という機能を使うと低音をカットできます。一般的な音楽の場合は、40Hz程度のLCFを使っても音楽性は損なわれません。
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