レコーディング機器業界で絶大な信頼を誇る「タスカム」に協力してもらい、録音に関するみなさまからの疑問や質問にお答えするこの企画!“ 正しい録音の仕方”を覚えて、自分の演奏を綺麗な音で残しましょう!
企画協力:ティアック株式会社
回答者:小泉貴裕さん(ティアック株式会社 音響機器事業部)
前回までの記事はコチラから
▶▷【ノイズを抑えるには?/角度が難しい金管にオススメな機種は?】◁◀
▶▷【録音するにはどの位置がベスト?】◁◀
▶▷【録音レベルの調整が苦手…/合奏と声の両方を録るには?】◁◀
▶▷【値段で機能は変わる?/ライブを上手に録るコツを教えて!】◁◀
市販されているレコーダーは種類も機能も価格も様々で……。どうやって選べばいいのかわからないです。一人で楽器を練習する場合、どういった機能がついているものがオススメですか?
楽器練習に使用する場合は、速度可変機能や重ね録り(オーバーダビング)機能、音に響きをつけるリバーブエフェクトなどが搭載されている機種を選ぶと便利です。これらの機能を使うと、自分の演奏を録音した後、聞き返すだけでなく、録音した音源を練習で活用することができます。TASCAM製品では、DR-05、DR-07MK2、DR-22WLなどがお勧めです。
先生の話と演奏を連続して録音したいのですが、録音途中での録音レベルの調整は可能でしょうか?途中でレコーダーを止めて毎回調整するわけにもいかず、できれば手元でうまいこと調整できると良いのですが……。
録音中に録音レベルを調整することは可能です。TASCOM製品ならどのレコーダーでも可能で、録音中に入力レベルを大きくすることになります。DR-22WL、DR-44WLの2機種では、Wi-Fi経由でスマホからリモートコントロールもできるので、さらに便利です。
\ 誌面掲載していないQ&Aもご紹介! /
伴奏を流しながら録音をしたいです。
レコーダーに伴奏を取り込んで、流しながらそのレコーダーで自分の音と伴奏を録音できる、という1台で完結できる機種などありますか?
TASCAM DRシリーズに搭載されているオーバーダビング機能という機能を使えば、ご要望の録音が可能です。カラオケにソロを重ねて録音し、別のファイルとして残すことができます。また、録音時にリバーブをかけることができます。
対応機種:DR-05/DR-07MK2J/DR-22WL
レコーダーで録音した音を、パソコンなどに取り込んで、あとから音量を大きくしたり、音を綺麗にしたりすることはできますか?また、それができるおすすめのソフトはありますか?
可能です。TASCAMリニアPCMレコーダーでは、非圧縮のWAV(BWF)形式で録音ができますので、非圧縮録音しておけば後から編集するときも便利です。一般的な波形編集ソフト、DAWソフトと呼ばれる音声を扱うソフトウェアで可能なほか、動画編集ソフトでも音声を扱うことができます。TASCAMでは、SONARというDAWソフトウェアを扱っていますので、これを使うとかなり高度な音声加工が可能です。
録音のことならおまかせ!
TASCAM レコーダーについて詳しく知りたい人はタスカム公式ホームページへ!