レコーディング機器業界で絶大な信頼を誇る「タスカム」に協力してもらい、録音に関するみなさまからの疑問や質問にお答えするこの企画!“ 正しい録音の仕方”を覚えて、自分の演奏を綺麗な音で残しましょう!
企画協力:ティアック株式会社
回答者:小泉貴裕さん(ティアック株式会社 音響機器事業部)
私の持っているレコーダーはマイクの向きを変えられますが、どのように使い分ければよいでしょうか? 普段は吹奏楽でホールの演奏を録ったり、個人練習の演奏を録音したりしています。
写真はTASCAM DR-40 VERSION2。そのほか、DR-07MKIIJ もマイク切り 替えに対応している。
マイクの向きを変えられる場合は、A-B方式/X-Y方式での切 替型が多いと思います。左右に開くA-B方式の方が広がりのある音になりますので、ホールで録音する場合はA-B方式で、単一音源を録音する場合はX-Y方式などの使い分けが良いと思います。もちろん録音環境によって最適なセッティングは異なりますので、慣れてきたら場所にあわせて録音テストをしながら音の雰囲気が良い方を選んでいくと良いと思います。
吹奏楽の本番の演奏を、とにかく良い音で録音したいです。学校の体育館や、600人くらい入るホールで演奏することもあります。予算はこだわらないので、良い音で録れるおすすめ機種を教えてください。また、三脚もセットであった方が良いのでしょうか?
TASCAMステレオリニアPCMレコーダー史上最良のオーディオパフォーマンスを誇る最上位機種、DR-100MKIII
録音の音質は、録音するフォーマット(ファイル形式)の他、搭載されているオーディオ回路とマイクの品質が大きく影響します。DR-100MKIIIという機種が最も高品位かつ低ノイズの回路を搭載しているため、予算にこだわらない場合はお勧めです。卓上よりも三脚に設置した方が音響的に有利な場合も多いので三脚も用意しましょう。あとは、設置場所が大きく影響しますので、音が良い場所を探して設置し、録音テストをすることが大切です。
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