カラー:ブラック・ピンク・ブルー・ホワイト
SEIKOから新たに発売された「EPM2000」は、クオーツ技術を搭載した、まったく新しいメトロノーム!
今回、相模女子大学中学部・高等部にお邪魔し、いつもの練習で使ってみてもらいました。
相模女子大学中学部・高等部 吹奏楽部のみなさん
3連符でタンギングの練習! メトロノームのリズムを3連符に設定します。
クラリネットパート
トランペットパート
感想を聞きました!
曲中でも縦がズレやすい3連符を、メトロノームが刻んでくれると合わせやすくて助かります。個人練習では小さな電子メトロノームを使っていますが、パート練習の時は振り子だと音と一緒に目でも確認できるので、みんなで入りのタイミングを揃えやすいです。
今回使ってもらった相模女子大学中学部・高等部の吹奏楽部顧問 近藤芳揮先生に、EPM2000について話を聞きました。
―― これまで部活で使っていたメトロノームについて聞かせてください。
近藤 メトロノームは必ず使うものなのですが、“使っていくうちに不正確になってくる”というのが泣き所でした。そこで過去にランプが点滅するタイプの電子メトロノームを部活で導入したこともあるのですが、やはりパートで使う際は振り子がなければ見にくいと、あまり使ってくれなかったんです。ですから、「壊れるのは仕方がないもの」として結局通常の振り子メトロノームを使っていました。
―― 備品として毎日使っていると、どうしても経年劣化は避けられませんよね。
近藤 そうですね。あと、これまでの振り子メトロノームは、経年劣化とともに「果たしてこれは正確に刻んでいるのかな?」という疑問を抱いてしまうことが多々ありました。そうなると、例えば“6/8拍子の真ん中を空けて刻む練習”のような精密なリズムの練習をする時に、メトロノームの微妙なズレによって正しく合わせることができなくなってしまう。また、モノが壊れていなくても、学校の机はガタつきがあることも多いので、そこで正確さが失われてしまうこともあります。ですから勾配によってズレが生じることなく、常に正確に刻んでくれるのは、このEPM2000の大きな強みです。刻みの信頼度が高いことは、安心して練習ができるということに繋がりますから。
―― そのほかEPM2000について感じたことはありますか?
近藤 テンポを細かく調整できるのがいいですね。指導する側にとっても、「テンポを一目盛りずつあげていく」といった練習が非常に効率的になります。
―― EPM2000が、今後メトロノームの新たなスタンダードになる可能性は?
近藤 大いにあると思います。EPM2000は毎日使うものとして、これまでの欠点をクリアしている製品です。狂わず刻み、丈夫で長持ちするというのは、多少単価が高くなったとしても十分使いようがあるでしょうね。生徒たちにとっても指導する側にとっても、“普段使い”として非常に活用度が高いものになるのではないでしょうか。
製品仕様
価格:¥6,900(税抜)
サイズ:95(W)×163(H)×64(D)mm
重量 :約255g(電池含む)
電源:単3電池×2本または別売ACアダプター STAD2 ¥1,500(税抜)
問い合わせ先
セイコーインスツル株式会社 メトロノーム・チューナー係
TEL:0550-81-1053
http://www.sii.co.jp/jp/
相模女子大学中学部・高等部
普段は中高で一緒に活動することも多いのですが、コンクールやコンテストは中・高それぞれ別部門で出場しています。講師である指揮者の先生の他にも、各楽器にトレーナーの先生方がついて下さるので、専門的な指導を受ける環境が整っています。
私たちは活動の中にマーチングも取り入れています。練習は厳しくても、和を大事にして、日々楽しく活動しています。