オイルはおおまかに分けると3種類の粘度のオイルが出ていますが、オイルは正しい場所に適量注しましょう。(編集部注:ロータリーの詳しいお手入れの仕方はWind-i mini Vol.2の「お手入れ向上委員会が行く! オイル後編」で紹介しています。) 例えば軸に注すスピンドルオイルをバルブの中に間違って注してしまうと動きが鈍くなってしまうことがあります。また、ローターオイルを多く注し過ぎてしまうと余分なオイルがチューニング管のほうまで流れ、グリスと混ざり粘り気の多い液体となります。その液体がさらに逆流してバルブに入り込み、バルブの動きが非常に悪くなってしまっている楽器も見かけます。ローターオイルを注す量は米粒2〜3滴で充分です。楽器をメンテナンスに出すときに、リペアマンに直接お手入れの方法を確認してみるのもいいと思います。