リモコン式クオーツ振り子メトロノーム「EPM5000」をはじめ、これまでにない 練習アイテムの数々を世に送り出しているSEIKOから、新たに「BU10」が登場しました。
デジタルメトロノームの音を振動に変換してくれるこの製品は、従来の「目と耳」でテンポを捉えるメトロノームと違い「体」でビートを感じることができます。今回は保谷高校OB吹奏楽団の松尾歩さん(指揮)と吉澤佐栄さん(パーカッション&ホルン)に、実際にBU10を使ってもらいました!
デジタルメトロノーム等、音が出る装置のイヤホンジャックに「BU10」を接続します。
設定したテンポ音に合わせてBU10が振動します
松尾「本体は小さいのに、ポケットに付けていても振動がしっかりと伝わってきますね。振動の強さを2段階で調節できるので、動きのある曲では“強”にするなど使い分けられそうです」
付属のクリップホルダーで、ポケットやベルトに装着可能
吉澤「パーカッションパートが先導してリズムキープしなければならない場面では、メトロノームを常に見ているわけにもいかず、かと言って、楽器の音でメトロノームの音が聞こえなくなるときもあるので、テンポを体で感じることができるBU10ならテンポキープしやすくて嬉しいです。いま使ってみて、思っていたより自分の演奏がズレていたことに気付きました……」
すごーい、 スマホのアプリでも使えるっ!
──指揮者としての立場から見たBU10は?
松尾「もちろん本番は曲中の表現や奏者の演奏を常に考えながら指揮をすることが大切です。しかし練習の段階では、指揮する側も演奏する側も正確なリズムを刻めなければならないので、BU10を使った練習はとても効果的だと思います。正しいリズム感を体に覚え込ませることができそうですね」