Wind-i mini 編集部がおすすめしたいGREAT なGEARを紹介するコーナー「Gコレ」♪
今回はブランド創設から20年、さまざまなプロミュージシャンも愛用するキャノンボール・サックスをピックアップ!
吹奏楽でもぜひ使ってほしい、個性とプレイアビリティを両立した銘器に迫る!
1996年、アメリカ・ユタ州にてプロ・サックス奏者だった社長のテヴィスと会長のシェリルのラウカット夫妻により設立。自宅キッチンを研究室に、既存のサックスの調整、改良、ネック製作等を経て、オリジナル・ブランドの設立に至ったそうです。テヴィス社長が敬愛するジャズ・サックス奏者、キャノンボール・アダレイの名を冠し、また砲弾(キャノンボール)のような豪快な鳴りでファンを魅了。独創的なスタイルの新鋭ブランドとして、特にジャズ・フュージョンプレイヤーから人気を集めています。
キャノンボールといえば“ビッグベルストーンシリーズ”です。その名の通りベルが大きく、大編成の中でも埋もれないパワフルな音量。ストーンとはキィ・ボタン等に配した準宝石のことで、余分な共振を抑え、まとまりある音色を実現しています。ゴールド・ラッカー、サテン・ブラック・ニッケル・メッキ、ノーラッカーと、仕上げごとに異なる音色も魅力。また“ビンテージリボーンシリーズ”は往年のジャズサックスのサウンドと、現代の優れた操作性を両立。こちらもダーク・アンバー・ラッカーによるビンテージらしい外観と、渋くダークな音色が人気です。ともに多彩な仕上げによる個性豊かな音色がG
ビッグベルストーンシリーズ A5-BiceB “Raven”
マットなサテン仕上げのクールな外観。
「キャノンボール=黒いサックス」のイメージを世に知らしめた人気モデルです。ビッグベルならではのパワフルな鳴りはさすが。またサテン仕上げ特有の乾いた音色ながら、ベル内部とキィに光沢のあるメッキ加工を施すことで、艶やかな響きに。さらにネックは管体と同じ仕上げのスタンダード・ネックに加え、音に太さと広がりをもたせたファット・ネックの2種類が付属します♪
[仕様]ブラス製
管体・ベル・U 字管:サテンブラックニッケルメッキ仕上げ
ベル内部・キィ:ブラックニッケルメッキ仕上げ
A5-BiceB“ Raven”(alto)¥500,000(税別)
左:これぞビッグベル/右:上がスタンダード・ネック、下がファット・ネック
ビンテージリボーンシリーズ AVR-L
1950 ~ 60年代ジャズ黄金期のサウンドを、現代の操作性で実現したこだわりのモデル。ブランフォード・マルサリスをも魅了したビンテージ特有の濃い響きと高いプレイアビリティは、そのバランスの良さにおいて他ブランドとは一線を画します。ボディ、吹奏感ともに軽く、操作感もコンパクト。コントロールしやすいタイトな鳴りは、吹奏楽でもぜひ試してほしい! 手彫り彫刻も美しい、現代の銘器です♪
[仕様]ブラス製、ダークアンバーラッカー仕上げ
AVR-L(alto)¥460,000(税別)
左:ビンテージらしい小ぶりな操作性/右:ダーク・アンバー・ラッカーに映える手彫り彫刻