個人のレベルアップを図るためにやってほしい基礎練習
◆練習方法◆
①譜例を1セットとして半音ずつ上げていき、最終的に開始音が第三間のF(ファ)となります。
(C-dur(ハ長調)→Des-dur(変ニ長調)→D-dur(二長調)……E-dur(ホ長調)→F-dur(ヘ長調))
【譜例①】
この練習は無理に連続でやろうとしないでください。次の調性に移るときには必ず唇と頭の中をリフレッシュしてから始めてください。
また「,」でも一呼吸置いても構いませんので、自分のペースで行ないましょう。
このときに注意してほしいことはタイミングよく滑らかに次の音に移動することです。特に音程が少し離れている場合に、次の音に移りたいのに前の音に引っかかったようになりうまく移れないことがあると思います。
そんなときはその2つの音だけ抜き出して練習しましょう。まず別々に音を出してみて、良い音の出し方を思い出してください。あとはそれが崩れないように2つの音を繋ぐだけです。
レバーの操作、口の中の動き、アゴの動き、頭で歌っている音の切り替えなどのすべての動作がうまく連動しなければいけません。
これらのどれか一つでもずれてしまうと、自分が思っているタイミングで音が変わらなかったりスラーが途切れたりしてしまいます。
※こちらの記事は、Wind-i vol.6を一部抜粋し掲載しています。