個人のレベルアップを図るための基礎練習
◆スケールを極めよう!◆
スケールは音楽の基本です。楽器を始めたばかりの人は、B-dur(変ロ長調)、Es-dur(変ホ長調)、F-dur(ヘ長調)は最低限できるようにしましょう。曲を吹く上で指がわかるように練習するというよりも、音程感を鍛える意味でも日々繰り返し練習することが大事です。「練習している曲の調ができれば良い」と思っているかもしれませんが、曲の中では臨時記号を使いながら様々な調に転調していることがあります。全調できるように練習しましょう! 音域によって厳しい場合はオクターブ下げてもよいでしょう。
スケールはスラー、テヌート、マルカートのパターンでやりましょう。スラーで吹いている息の流れを意識して、音を分けていくように考えて練習してみてください。
#やbの多い調を練習する際は、すぐ吹いて何度もつまずくような練習をせずに、頭の中で歌い、指を確認して、音階をイメージしてから吹くようにしましょう。
◆シングルタンギングを極めよう!◆
タンギングは一つの音をクリアに鳴らす練習、同じ音を連続して鳴らす練習、一音一音変わる音をタンギングする練習。3つのパターンが曲に出てきますので、譜例①のように練習してみましょう。舌ばかりに意識をとられずに、息が細くならないよう注意しましょう。算数でいうと舌<息というイメージです!
【譜例①】
※こちらの記事は、Wind-i vol.6を一部抜粋し掲載しています。