夏の一大イベントも終わりに向かい、吹奏楽部にとっては“引退”という寂しい時期を迎えます。
まだ吹奏楽をやめたくない……そんな一途な思いを犠牲にしなくても大丈夫!一般吹奏楽団の存在があなたの吹奏楽愛を救ってくれることでしょう。
今回は、この先ずっと吹奏楽を続けたいあなたに贈る、全国一斉調査による吹奏楽団体のあらゆる情報をお届けします!
▶ 一般吹奏楽団の皆さんに聞きました!
▶ 私たち、吹奏楽を楽しんでいます!
▶ 探そう!一般吹奏楽チャート
ゆかりのあるOB バンドに入って楽しむ人、地域密着型の団体に入り、地元のイベントに積極的に出演する人、とことん吹奏楽サウンドを追求するために楽団を選んだ人──いろんな吹奏楽の“カタチ”があります。そこに共通しているのは、団員のほとんどが普段は仕事をしているなど、何かしら吹奏楽とは別の生活を持っているということ。でも「もっと上手くなりたい!」「吹奏楽をもっと楽しみたい!」を思う気持ちはどんな“カタチ”のバンドでも同じなはず。
「他の団体の運営方法など知りたい!」という声にお答えして、一般吹奏楽団体へアンケートを実施しました!
「週1回」の団体が多いようですね。もちろん、一般吹奏楽団体は社会人、主婦、学生など普段は別々の時間を過ごし、週1回、練習のために集まっていますから、コンスタントにメンバー全員が週1回集まるのも大変な団体が多いようです。
練習日はおおむね土日が多いのですが、平日に練習日を設定している団体もあります。演奏会前、コンクール前には練習日を増やし、夏や冬などに合宿を行なって親睦を図っている団体が多いですね。
中には毎週土曜日&隔週日曜日の計6回とかなりハードな団体も。これらの練習のうち2回は個人練習枠に当てているそうです。
定期的な練習を行なう団体に必須なのは練習場所の確保。地域の公民館などの公共施設を使って同じ場所で練習を行なえるようにするのがおすすめです。
グラフは社会人の場合の団費で、一番多いのが年間36,000円(月3,000円)でした。学生さんの場合は、社会人の50%~ 80%の金額を団費とする場合がほとんどです。
吹奏楽団体の場合、練習場所の確保、コンサートのホール代、チラシ・プログラム制作費などのほか、パーカッションなどの大型楽器の使用料(レンタルの場合)などお金がかかります。
基本的には練習にかかる費用は団費でまかない、コンサートやコンクールの遠征にかかる費用、合宿費は参加者から別途徴収するという形が一般的なようです。
練習場所のことも含めると、申請には手間がかかるでしょうが、助成を受けられると団の運営としては楽になりますね。
団費は無理のない金額で
あまりにも高い団費だと、団員を集めることも難しくなります。地域によっても違いは出てきますが、社会人3,000円/月、学生1,500~2,000円/月で運営し、合宿や遠征費などが必要なときは別途徴収しましょう。
助成金・補助金を受ける
各自治体、文化財団などへの申請を行ないます。「助成金」、「補助金」はあくまでも自治体などが審査をして、助成金を出すにふさわしい団体なのかを判断するので、申請を受ければ誰でも受けられるというものではありません。
ただし交付が決まれば定期的に書類を提出する義務がある代わりに、地域のイベントなどに参加することを要請されるので、団体の名前や活動の場を広げられるという効果があります。
学生を卒業してもなお吹奏楽を愛する人が集った一般吹奏楽団ご紹介します♪
Ensemble Tokispe(アンサンブルトキスペ)は早稲田吹奏楽団の卒業生が中心となり、2012 年に結成した一般吹奏楽団。現在は定期演奏会を中心に、依頼演奏等お客様と団員がお互いに楽しめることをモットーに活動しています!
http://ensembletokispe.wixsite.com/ensemble-tokispe
\ コンサート情報 /
保谷高校OB吹奏楽団(通称HOB・ホブ)は、いつも明るく元気に面白く、たまには真面目に厳しく活動しています(笑)。演奏会はどの世代も絶対に楽しんでもらえると思いますのでぜひ一度遊びに来てください!
http://hwm8.spaaqs.ne.jp/supersat/
「他の吹奏楽団体はどんな運営しているんだろう?」「メンバーはどのくらい?」「団費はいくら?」「どんな吹奏楽団体?」─すでに一般吹奏楽団体に入っている人はもちろん、これから入りたい人も気になることですよね。そこで、Wind-i 編集部は全国の吹奏楽団体にアンケートを実施しました!