こんなREC.いいかも
内蔵マイクを使った重ね録音は、“使い方ガイド ちょいRECしてみよう”でご紹介しました。
ここでは、レッスンマスターRD-R2のライン入力からの重ね録りを行なってみたいと思います。
課題曲の『いつか王子様が』に、EWIとエレクトリックギターを重ね録音してみました。
※RD-R2、RD-R20の販売は終了しました。
<EWIを重ね録音>
①入力のための設定を行ないます。
まずは、入力端子の設定を切り替えるために、機能/設定から録音設定→マイク/ラインと進み、“ライン”を選び決定ボタンを押します。
●その後、ギター入力/コンタクトマイク端子にEWIをラインで繋げます。
●録音リバーブを設定します。機能/設定から録音設定→録音リバーブへ進み、好みに合うリバーブ(残響効果)を選びます。エレクトリック系の楽器を重ね録音する場合は、多少リバーブをかけた方が良いでしょう。
注意:重ね録音はWAV形式で保存されたファイルでしか行なえません。重ね録音を行なう場合は、課題曲をダウンロード後、MP3などに変換しないようにしましょう。
②次にRD-R2に取り込んだ
「いつか王子様が」を再生します。
●再生中に1回重ね録りボタンを押すと、録音ランプが点灯して、録音待機状態になります。
●このとき、再生している『いつか王子様が』に合わせてEWIを演奏して、カラオケ音源とEWIの音量のバランスを計り調節しましょう。
●レベルメーターが振り切れない範囲で感度を高く設定するのがポイントです。
入力レベルが高すぎると、表示窓の上のランプが赤く点灯します。
EWIで重ね録りを行なうときに、どうしても録音レベルが高くなってしまう場合は、録音感度をAutoからSemi-AutoまたはManualに変更して調整するのが良いでしょう。
ギターの場合は、録音感度がAutoに設定されている場合は、ギター側の音量を下げて調整するか、EWI同様に録音感度をSemi-AutoまたはManualにして調整しましょう。また、ギターで重ね録音する際に、音が歪んでしまう場合は、設定項目の機能設定からギター入力感度のゲインの高・低を切り替えて調整しましょう。
③重ね録音を開始
●音量調節が終わったらカラオケ音源に合わせて演奏します。
●失敗しても何度も同じカラオケ音源を使ってトライできるので、焦らずじっくり取り組みましょう。
<ギターを重ね録音>
●カラオケ音源にEWIを重ね録音したら、新しいファイルができましたね。
今度はそのファイルにギターを重ね録音していきます。手順は基本的にはEWIのときと同じです。ただし、音量はメロディより大きくならないように注意しましょう。
<外部マイクを使って録音する場合>
●外部マイクを使って管楽器や歌を重ね録音する場合も、各種設定はEWIのときとほとんど変わりません。ただし、EWIやギターのときはギター入力/コンタクトマイク入力端子に楽器を繋ぎましたが、マイク録音では、マイク/ライン入力にマイクを繋ぎます。
このときの注意点は電池内蔵型のマイクか、または接続したオーディオ機器から電源を供給されるプラグインパワー方式のマイクか、お使いのマイクを確認した上で、「機能/設定」から「録音設定」→「マイク/ライン」の設定を正しく行なってください。