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The Clarinet 52号 特集│バスクラリネットの魅力が面白いほどわかる!
バスクラリネット奏者名鑑
青山映道 / 大友幸太郎 / 池田めぐみ / 加藤和宏 / 京谷麻里子 / 北田学 / 鈴木生子 / 中村奈央 / 福井聡 / 古川邦彦 / 渡邊一毅 /
※敬称略
福井 聡Akira Fukui
- A1.
- すでに留学していたアントワープ音楽院でワルター・ブイケンズのもとで学んでいたころ、エスクラか、バスクラかどちらかをクラリネットと並行して勉強してみてはどうかと勧められ、翌年から同音楽院のバスクラリネット専攻にも籍をおいたのがきっかけです。
- A2.
- 奏法も少し違うので別物といえますが、逆にバスクラも“ソロ楽器”として捉えてオーケストラで演奏しているところは同じです。でないと、消極的になってしまいがちなので。
- A3.
- 一番の違いは発音でしょうか。僕の場合、リードの振動を止めている割合がクラリネットよりバスクラリネットのほうが高いように思います。リードとマウスピースの開きをある程度狭めてから発音しています。
- A4.
- 軽くて丈夫な楽器ケース(いつも探しています)。
- A5.
- 何といっても音色です。音域が広く多彩な色を出せる魅力ある楽器です。
- A6.
- ビュッフェ・クランポン プレスティージュ セルマー 25 II
M= セルマー フォーカスバンドーレン B40 L=アトリエMOMO 洋白、横型 R=バンドーレンV12 3番
古川 邦彦Kunihiko Furukawa
- A1.
- 大学での必修であった吹奏楽の授業で始めました。高校時代のアンサンブルメンバーにバスクラの名手がいたので印象よく始められました。
- A2.
- 音楽を伝える手段という点では同じだと思います。弦楽器に置き換えて「ヴァイオリンとチェロは別物ですか?」というニュアンスの質問に答えるならばバスクラリネットが独立した楽器として確立しているので、違うという答えになると思います。
- A3.
- 曲や演奏する現場にもよりますが、それぞれ役割が違うこと。楽器、マウスピース、リードの大きさが違うこと、すべてカバードキィになり、自分の指で直接音孔を塞がないこと。対処法はそれらを考えながら練習すること。
- A4.
- 飛行機に持ち込めるサイズのコンパクト楽器ケース。
- A5.
- 癒し系の深い音、心地よい弱音の低音も演奏可能、機動力もあり。
- A6.
- ビュッフェ・クランポン プレスティージュ Low C
M=バンドーレン B50 L=セルマー R=バンドーレン トラディショナル 3½または4
渡邊 一毅Kazuki Watanabe
- A1.
- 大学時代、授業の吹奏楽で。
- A2.
- 演奏内容に関しては別物ですが、楽器としては同じだと思います。
- A3.
- 息の入れ方を変えて吹きます。
- A4.
- 軽いケース。キャスター付きで転がしても調整が狂わないケース。
- A5.
- クラリネットでありながらベースラインが楽しめること。また、Rockな音が出せること。
- A6.
- セルマー プリヴィレッジ
M=バンドーレン B40 L=ウッドストーン KODAMA Ⅱ R=バンドーレン トラディショナル3
- Question -
- Q1.
- バスクラリネットを始めたきっかけは?
- Q2.
- クラリネットとバスクラリネットは別物ですか?
- Q3.
- 演奏する上でB♭クラリネットとバスクラリネットの違いは?
- Q4.
- バスクラリネットにあったらいいなと思うグッズ
- Q5.
- バスクラリネットの魅力
- Q6.
- 使用楽器とセッティング
M=マウスピース、L=リガチャー、R=リード
青山映道 / 大友幸太郎 / 池田めぐみ / 加藤和宏 / 京谷麻里子 / 北田学 / 鈴木生子 / 中村奈央 / 福井聡 / 古川邦彦 / 渡邊一毅 /
※敬称略