フルート記事 山元康生の吹奏楽トレーニング!│第3回
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山元康生の吹奏楽トレーニング!│第3回

LESSON

音作りのエクササイズ

では、音作りのエクササイズを練習していきましょう。
足部管の端を握ってG1の音を安定した音で吹くことができるようになったら、左小指だけを動かしてG1→G♯1→G1と吹いてみましよう。
G1とG♯1が同じ音量、同じ音質であることを心がけてください。

最初のうちはヴィブラートはかけないほうが良いでしょう。
★…のあるところは常に足部管を握ってください。
だんだん音の間隔が拡がっていきますが、なるべく吹き方を変えないように意識しましょう。

今はfmfで楽器をしっかりと鳴らすように心がけてください。
pppのテクニックについては、今後、別の回でとりあげます。

1の最後のオクターブも唇ではなく、おなかの圧力を上げる「逆ボクシング式」で吹いてください。
B♭ではブリチャルディキーを使ってください。

G1とG2が同じ音程(オクターブ違いますが)かどうかチューナーでチェックしてみましょう。(Tを付けておきました)
唇に頼らずに吹くことができていれば、同じ音程になるはずです。

2からも同様に練習してください。
最後のオクターブもチューナーでチェックしましょう。

3からは、右手を普通の位置に戻して吹きます。
その時、足部管を握っていた時と同じ圧力をかけるためには、右手親指で楽器を下から支えるのではなく、自分側から前方に押さなくてはなりません。

足部管を握っていた時のG2と同じ音がするか、比較してください。
G2→C♯2→G2からは再び右手で足部管を握ります。

4からは右手を普通の位置にもどします。

5の高音域では、くれぐれも唇を固くしないように気をつけてください。
「構えの圧力」と「おなかの圧力」がしっかりしていれば、唇をリラックスさせても楽に良い音程で吹くことができます。

>>次のページへ続く

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