神崎ひさあき Come to me! │ 第3回
日本のフュージョン〜スムース・ジャズ・サックスの先駆者として1980年代からシーンを牽引し、デビュー40周年を迎えた現在も国際的に活躍を続ける神崎ひさあき。その神崎をホスト役に、毎回ゲストを迎えてトーク・セッションを繰り広げる連載「Come to me!」。
2021年を迎えた途端に緊急事態宣言が再発令され、対面取材もままならなくなった状況のなか、第3回目のゲストとしてリモートで登場してくれたのは、なんと海外からのビッグ・スター! 神崎の朋友とも呼べるご存知マイケル・パウロだ!!
(文:櫻井隆章)
初対面はアル・ジャロウのバンドメンバーとして来日した際に
(以下MP)
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マイケル・パウロ
ハワイ生まれ。父はピアニスト、母はシンガーで、兄弟全員が何か楽器を演奏するという音楽一家に育つ。15歳でサックスを始め、高校ではクラブで演奏する。1975年には人気バンドであったカラパナに加入し、79年まで在籍。その間に日本でだけ発売されたソロ・アルバムを発表。81年にロサンジェルスに移り、ルーファスに参加。88年にはメジャーなレコード会社から初のソロ・アルバムを発表、さらに大きな注目を獲得した。使用楽器はアルト、テナー、カーブドソプラノともにヤナギサワサックス。マウスピースはビーチラー7番メタル、リガチャーはヤナギサワのヤニー・シクスを愛用。
神崎ひさあき
日本のフュージョン・ブームをリードした「神崎ON THE ROAD」を結成し、1980年「Open My Road」でデビュー。以降、国内で3枚のアルバムをリリース。1986年に渡米し、1988年、リッピントンズのラス・フリーマンらを迎えアルバム「KANZAKI」をリリース。帰国後、数々のTV番組や映画等のテーマ曲を担当。自作の『So Far Away』(マイケル・ホワイトがリリース)は、全米ジャズ・チャートで第9位に。盟友マイケル・パウロとのプロジェクト“The Asian Soul Brothers”など、グローバルな活動を展開中。http://www.kzsax.com/