矢野沙織&菊地成孔 Wood Stone New Vintageを語る
16歳でデビューし今年20周年を迎える矢野沙織と、ミュージシャン、作曲家、文筆家として多岐にわたって活躍中の菊地成孔。2人は楽器本体だけでなく、マウスピースやリード、ストラップまでWood Stoneというヘビーユーザーだ。そんな2人が愛用する楽器Wood Stone New Vintageの魅力について語ってもらった。加えて矢野が自身のプロジェクトHouse of Jaxxよりニューシングル「Cauldron Burn」をリリース。ニューシングルの制作秘話からお二人の出会いなど盛りだくさんのインタビューとなった。
写真:河野英喜(エントランス)/取材協力:株式会社石森管楽器
出会いはウイスキー
もう手放すことができない、操作性の良さ
次ページにインタビュー続く
・人工的に作られた未来の物でありながら、音質に渋さがある
・たくさん言えるからビ・バップとラップをやる
〈アルト〉
Wood Stone Alto Saxophone New Vintage SP(シルバープレート)F♯キィ付
マウスピース:Wood Stone STUDIO DELUXE
リガチャー:Wood Stone Solid Silver(総銀/メッキなし)
リード:Wood Stone2½番
〈テナー〉
Wood Stone Tenor Saxophone New Vintage VL (ヴィンテージラッカー)F#キィ付
マウスピース:Wood Stone Traditional Jazz
リード:Wood Stone 2½番
〈アルト〉
Wood Stone Alto Saxophone New Vintage VL(ヴィンテージラッカー)
マウスピース:Wood Stone Traditional Jazz プロトタイプ(初期)
リガチャー:Wood Stone Solid Silver
リード:Wood Stone 3番
菊地成孔
Naruyoshi Kikuchi
1963年、千葉県銚子市生まれ。音楽家/文筆家。音楽の分野においては、ジャズを中心に多岐ジャンルに渡ってバンドリーダー、プロデュース、作曲もこなすサクソフォン奏者として多くのステージに立つ。文筆家としては音楽や映画、格闘技、モード、食などのエッセイや批評を執筆。ラジオパーソナリティ、DJとしても活躍している。2013年、個人事務所株式会社ビュロー菊地を設立。
矢野沙織
Saori Yano
1986年東京出身、9歳のときブラスバンドでアルト・サックスを始める。チャーリー・パーカーに衝撃を受けジャズに傾倒、14歳でビリー・ホリデイの自叙伝に感銘し、自らジャズクラブに出演交渉を行なってライブ活動をスタート。 ジャズの名門SAVOYレーベル日本人アーティスト第2弾として2003年9月、16歳でセンセーショナルなデビューを飾る。日本にとどまらずニューヨークでもライブを重ねる一方、テレビ朝日系「報道ステーション」テーマ曲に起用され、世に新世代ジャズの到来を知らしめた。 ジミー・コブがブルーノート・ツアーで共演した際には、「日本のキャノンボール・アダレイ」と絶賛。ニューヨーク2日間公演でも本場オーディエンスを圧倒し、初のライブ盤として発売。 2007年春、花王“ASIENCE”の新たなアジアンビューティとしてCMに登場。同CMで使用されたオリジナル曲「I & I」を収録したベストアルバムは、第22回日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。