![サックス記事 第3回 ペンタトニック・スケールの使用方法](https://www.alsoj.net/userimages/t_magazine_sub1/28/inout_ic.jpg)
JAZZ ADLIB IN&OUT -THE SAX37号掲載-
第3回 ペンタトニック・スケールの使用方法
次にメジャーコードの場合を考えてみよう。
メジャーでは三つのペンタトニック・スケールが選択できる。
分かりにくければ先の表④・⑤のコード欄にFM7を当てはめて考えよう。
すると、まず使えるのはDm7ペンタだと分かるだろう(譜例7)。
またAm7も使用可能だ。この場合、メジャー7thが強調されモダンな響きとなる(譜例8)。
![譜例7-8](../../../images/sx/article/InAndOut/inout3_sc7-8.jpg)
続いて上記表の⑥にE♭M7(#11)を入れて考えよう。
このコードはD メイジャーのサブドミナント・マイナーとして機能する。
スケールを確認すると譜例9のようになる。
このスケールにもDmペンタが含まれていることが分かるだろう。
イントロやエンディングで使われることの多いコード進行で例を示してみよう(譜例10)。
![譜例9-10](../../../images/sx/article/InAndOut/inout3_sc9-10.jpg)
次は表の⑦ロクリアンの場合を考えてみよう。
例えばAm7(♭5)では完全4度上のDm7ペンタが使用できる。スケールを見てみよう。
![譜例11](../../../images/sx/article/InAndOut/inout3_sc11.jpg)