サックス記事 第3回 ペンタトニック・スケールの使用方法
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JAZZ ADLIB IN&OUT -THE SAX37号掲載-

第3回 ペンタトニック・スケールの使用方法

LESSON

JAZZ ADLIB "IN & OUT"

今回はペンタトニックの具体的な使用方法を学ぶ。

これを読んでアドリブに欠かせないペンタトニックを極めよう。

最後にドミナントで使えるペンタトニックを考えよう。これは大きく2つに分かれる。
まずはF7を例に、ダイアトニック・スケールを見てみよう。

譜例12

F7のスケールにおいてDm7ペンタが合致していることが分かるだろう。
ドミナントではルートの短3度下から始まるマイナー7thペンタが使用できるのだ。

ところでDm7はB7altにも使用可能だ。譜例13を見ると分かるように、B7オルタードスケールの重要な音ときっちり合致している。

譜例13

このようにオルタードではルートの短3度上のマイナーペンタが使用できると覚えておこう。

コードと使用できるペンタトニック・スケールの関係を整理すると次のようになる。

表2

それでは最後に大山氏による練習のポイントを引用しておこう。

もちろん基本になるコードがなければ、ただのペンタトニックです。
どんなに高い場所に行っても地面からの高さが分からなければ、
高いという感覚はありません。基本のサウンドを把握することは最も重要です。

尚、本誌では「枯葉」のコード進行で使用できるペンタトニックを例示しているので、ぜひ参考にしていただきたい。


<THE SAX 37 JAZZ ADLIB IN&OUT より>

第4回 マイナー7thペンタトニック・スケールの様々な使用方法 >

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