齊藤健太×馬場智章 Special Saxophone Night
第7回アドルフ・サックス国際コンクールで優勝を果たした齊藤健太さんと、世界を舞台に多方面で活躍する馬場智章さん。サクソフォン界注目の若手プレイヤーであるこの二人が、ヤマハホール・コンサートシリーズで初共演を果たす。クラシックとジャズ、それぞれのジャンルで躍進する二人がどんなタッグを組むのか、注目の的となっているリサイタルの内容を語ってもらった。
(インタビュー・文:鬼木玲子/写真:橋本タカキ/取材協力:ヤマハホール)
お互いの情報共有は、新発見の連続
従来の「クラシックとジャズの融合」と一線を画す
次ページにインタビュー続く
・クラシックとジャズ それぞれの視点で現代音楽を
・二人が見据える日本サックス界の未来
Concert Information
[会場]ヤマハホール(東京・銀座)
[出演]齊藤健太/馬場智章(サクソフォン)、AKIマツモト/壺阪健登(ピアノ)、小川晋平(ベース)、小田桐和寛(ドラム)
[曲目]J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ BWV1035、棚田文紀:ミステリアス・モーニングⅢ、ほか
[料金]全席指定 一般 4,500円 学生 3,500円
[申込み]チケットぴあでのご予約・お申込
・WEBからのお申し込み※座席選択可能
・Pコード:227-018
※政府のイベント人数制限方針により販売席数が変動する可能性がございます。予めご了承ください。
※本公演は2022年12月3日(土)からの振替公演です。
12月3日(土)公演のチケットをお持ちのお客さまは、そのままのチケットにて2023年1月29日(日)の公演にご入場いただけます。
[注意事項]
※都合により出演者、曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット料金には消費税が含まれております。
[主催]ヤマハ株式会社ヤマハホール
[問合せ]ヤマハ銀座店 TEL.03-3572-3171(ヤマハ銀座店インフォメーション)11:00〜18:30火曜日定休
Profile
齊藤健太 (サクソフォン)
1992年東京都足立区生まれ。洗足学園音楽大学を、優秀賞を受けて卒業。東京藝術大学別科修了。サクソフォンを金井宏光、二宮和弘、須川展也、池上政人、林田祐和、室内楽を池上政人、有村純親、ジャズサクソフォンを佐藤達哉、MALTAの各氏に師事。
第31回および第34回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門で第3位に入賞。第27回大仙市大曲新人音楽祭コンクール管楽器部門では最優秀賞、並びに審査員推薦を受ける。第9回国際サクソフォンコンクールノヴァゴリツァ(スロベニア)で第2位。
2019年にはベルギーで開催された、サクソフォン界で最も権威のあるコンクール「アドルフ・サックス国際コンクール」において、日本人として17年ぶりとなる第1位を獲得。および新曲賞受賞。この優勝を記念した凱旋コンサートを今年1月に文京シビックホールにて開催した。2020年6月にはCAFUAレコードより「凱旋」をリリース。
現在は洗足学園音楽大学の非常勤講師として後進の指導にあたるほか、Saxophone Quintet “Five by Five”のメンバーであり、ブリッツフィルハーモニックウインズのコンサートマスターを務めている。
[使用楽器]
アルト:ヤマハ YAS-875EXG/マウスピース:セルマー S90 180/リード:バンドーレン トラディショナル(青箱)3½
ソプラノ:ヤマハ YSS-875EX/マウスピース:セルマー コンセプト/リード:バンドーレン トラディショナル(青箱)3½
馬場智章 (サクソフォン)
2005年、タイガー大越氏により開催されたバークリー音楽院タイアップの「北海道グルーブキャンプ」を受講し優秀賞受賞、2010年、Terri Lyne Carrington(Ds)が指揮する「Berklee Summer Jazz Workshop」のメンバーに選抜され奨学生として参加。
2011年、バークリー音楽院に全額奨学生として入学以来、Terri Lyne Carrington、Terrence Blanchard(Tp)、Jamie Callum(Vo,Pf)などのグラミーアーティストと共演。
2016年から4年間「報道ステーション」のテーマ曲を自身も所属するバンド“J-Squad”で手掛け、ユニバーサル ミュージックよりアルバム「J-Squad」「J-Squad Ⅱ」をリリースしブルーノート東京のステージやフジロックフェスティバル‘17などにも出演。ファッションブランド“TAKEO KIKUCHI”ともコラボレーションを行なう。
2020年に自身初のリーダーアルバム「Story Teller」をリリース。2022年4月、2ndアルバム「Gathering」をリリース。
[使用楽器]
テナー:ヤマハ YTS-82Z/マウスピース:SYOS 馬場智章モデル/リード:ダダリオウッドウインズ セレクトジャズ 4M(ミディアム)
馬場智章
Tomoaki Baba
1992年生まれ。札幌ジュニアジャズスクールにてサックスを始め、2005年、タイガー大越氏により開催されたBerklee College of Musicタイアップの「北海道グルーブキャンプ」で優秀賞受賞、2010年、テリ・リン・キャリントン(Ds)が指揮するBerklee Summer Jazz Workshopのメンバーに選抜、奨学生として参加。2011年、バークリー音楽大学に全額奨学生として入学以来、テリ・リン・キャリントン、テレンス・ブランチャード(Tp)、ジェイミー・カラム(Vo,Pf)等のグラミー・アーティストと共演。2016年から4年間 「報道ステーション」のテーマ曲を所属するバンド「J-Squad」で手掛け、UNIVERSAL MUSIC JAPANよりアルバム「J-Squad」、「J-Squad Ⅱ」を リリースし「Blue Note Tokyo」、「Fiji Rock Festival 17」にも出演。2020 年 に自身初のリーダーアルバム「Story Teller」、 2022年4月に2ndアルバム「Gathering」を発表。
齊藤健太
Kenta Saito
東京都出身。2015年、洗足学園音楽大学卒業、同時に優秀賞を受賞。2017年、東京藝術大学別科修了。第31回及び第34回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門第3位。第27回大仙市大曲新人音楽祭コンクール管楽器部門最優秀賞、並びに審査員推薦を受ける。
9th International Saxophone Competition Nova Gorica 第2位。2019年、第7回アドルフ・サックス国際コンクール第1位。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団とH.トマジのサクソフォーン協奏曲で共演(秋山和慶指揮)。これまでにサクソフォーンを金井宏光、二宮和弘、須川展也、池上政人、林田祐和の各氏に、室内楽を池上政人、有村純親の各氏に、ジャズサクソフォーンを佐藤達哉、MALTAの各氏に師事。Saxophone Quintet “Five by Five”では「KENTA」として活動。ブリッツフィルハーモニックウインズ、コンサートマスター。