クラリネット記事 続・Close-Up Interview 米倉森
  クラリネット記事 続・Close-Up Interview 米倉森
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Close-Up Interview

続・Close-Up Interview 米倉森

ドイツに憧れる未来の後輩のために

ドイツに憧れる未来の後輩のために

米倉さんの今後のご予定などがあれば教えてください。
米倉
先日のリサイタルを経て、3年に一度はリサイタルを開催しようと決めました。今までに何度かリサイタルはやらせていただいているのですが、十亀先生のシリーズだったり、文化庁主催のものだったりで、一度も自主企画でやったことがないんですね。なので、どういう形になるのかはまだ悩んでいますが、2、3年に一度はリサイタルを開きたいですね。教会とかでも演奏をしたいと思っています。あとは、室内楽もやっていきたいですね。2023年はバリバリ演奏しているクラリネットアンサンブルに二団体も出させていただいて。今までクラリネットアンサンブルはほとんど取り組んだことがなかったのでとても勉強になりましたし、そこから多くの出会いやご縁につながりましたから。これからも、全国様々な地域でコンサートがあります。やはり東京、あとは地元秋田が多いですが、SNSで演奏予定はたくさんお知らせする予定なので、ぜひ皆さんにチェックしてもらえると嬉しいです。
最後に、今後の活動目標などを教えてください。
米倉
十亀先生にも訊かれました。「夢はないの?」って。やりたいことはたくさんありますが、やっぱり音楽で、クラリネットで生きていきたい。そのためにも自宅でレッスン環境を整えましたから。あとはそうですね、ドイツ留学の支援をしたいというのはずっと考えています。フランス留学支援は結構あるのですが、ドイツはあまりないような気がして。ドイツへ留学した人の数というのもフランスに比べると少なく思います。この12年間で個人的に約40人からドイツ留学の相談を受けてきました。ただ今できることは、メールや電話に対してボランティアで口頭でいろいろと教えてあげるだけになってしまうので、それをなんとか一つの形にしたいとは思っています。それだけだと責任も持てないですし。でも、これをどのように形にしたらよいのか、そもそも誰に相談したらいいのかが分からないので、かれこれ10年くらいはこれについて考えています。スタートアップの立ち上げを模索しています。
それから、今はアマチュアのオーケストラから指導の依頼をいただくこともあって、オーケストラでやっていたのでこれはとても嬉しいですね。私自身もこれからオケの客演をもっとしたいですし、ソロ活動もやっていきたいです。でもそうするとどうやって時間を組み合わせればいいか……願望はいっぱいあるんですけど、先輩方はどうやっているんだろう。日本人はやっぱり働きすぎだと思います(笑)。
ありがとうございました。
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