THE FLUTE ONLINE連載

山元康生の吹奏楽トレーニング!│第8回

小指のフォームに気をつけて!

4は正確に吹けていますか?
4aのようにE♮1までは右手小指を押さえてD1で離しますが、ここで小指を早めに離してしまう人が結構多いです。必ず正しい運指で吹いてください。
4b4cで正しい指使いを練習しましょう。
4dの折り返し循環練習を行なう時も、正確に小指を動かさなくてはなりません。
4で小指を早めに離してしまう原因は小指の操作が不得手なためです。さらに、その原因は小指のフォームが悪いことによります。

(画像1)
画像1

(画像1)のように小指が伸びきっていると、小指を上手く操作することができません。
イギリスの名教師、トレヴァー・ワイ氏の「フルート教本」には「小指は常に曲がっていなければなりません」と書かれています。
以下のワイ氏が勧める小指のフォームの改良方法を試してください。

(画像2)
画像2
 
(画像3)
画像3
 
(画像4)
画像4
 
(画像5)
画像5

まず、小指でC♯レバーではなく、キィカップそのものを押さえます。(画像2)
そのまま手首の位置を変えずに小指をE♭レバーまで持ってきて押さえます。(画像3)
すると十分に曲がった状態でC♯レバーやC♮ローラーも押さえる事ができます。(画像4、5)
後で小指のトレーニング方法を紹介します。

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