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ミヤザワフルート新工場潜入レポート!!
「フルートってなんかいいよね?」と思ってもらいたい
ミヤザワフルートの社長に聞きました!
宮澤フルート製造株式会社
代表取締役 宮澤 一成
代表取締役 宮澤 一成
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なぜ工場を移転しようと考えたのですか?
宮澤
次の50年を見据えて、しっかりとした場所でやろうというのが一つ。それと、実は前工場は少し手狭で、隙間風なんかもあったりして、ちょっと厳しい環境だったんです。だからまず従業員に優しい工場にしたいという想いもありました。ミヤザワフルートは「幸せを届ける」をモットーにしているのですが、まず自分たちが生き生きと働ける職場環境が必要だなと。“環境が良い”ということは、“いい仕事ができる”ということで、そういう想いはきっとお客様のもとに届くはずなんです。それで移転先を探して、縁があったのがこの土地だったというわけですね。
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土地を購入して工場もゼロから建てたと伺いましたが、相当な覚悟だったのでは?
宮澤
そうですね。以前の飯島工場は借りた場所を改装したので、土地も建物もというのはミヤザワフルートとしても初めてのことでした。
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いつごろから移転を考えていたのですか?
宮澤
2019年のミヤザワフルート創立50周年の準備をしていたころなので、おそらく2018年くらいには移転を考えていましたね。実は少なくとも2020年には新しい場所でと考えていたのですが、コロナ禍があって延期になって、ようやくこのタイミングで新しい場所に腰を据えることができました。
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駒ヶ根市の反応はいかがでしたか?
宮澤
駒ヶ根市には本当に歓迎していただきました。受け入れようとする気持ちが最初から伝わってきましたし、市から事前に近隣住民の方々にお話をしていただいていたりと、受け入れる体制が万全に整っていました。
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宮澤社長から見た、新しい工場のポイントは?
宮澤
まず居心地が全然違います(笑)。土地の広さも前の場所と比べて5.6倍になりましたし、工場内の面積だけでも2.3倍と広くなりました。でも一番は、お客様に来てもらいたいという想いがあって、「(人に)見せる工場」にしたいと思って建てた工場というところです。気軽に足を運べて、来ていただいたお客様に「フルートってなんかいいな」って思ってもらいたいですよね。
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工場の外壁に5線が描かれていたりと、随所にそのこだわりが感じられますね。
宮澤
そうですね(笑)。見せる工場というのは前から意識していて、駒ヶ根市市長ともすでに何度かお話しをさせていただいていますが、観光ルートに入れてもらうとか、そういった取り組みもしています。「ミヤザワフルート」が云々というより、「フルート」そのものをもっと身近に感じてもらいたいですし、もっとフルートを知ってもらうためにも、人に見せられる工場にしたいと考えました。
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今後新しい機械も導入できるように広いスペースにされたと伺いましたが?
宮澤
はい。ミヤザワフルートは、伝統的なハンドメイドはもちろんですが、マシンメイドもちゃんとあって、伝統と技術の融合を目指しています。地元の企業さんとも協力して新しいマシンを作っていまして、今年順次あっと驚くような機械が導入される予定です。
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ミヤザワフルートさんはそういうところが凄いですよね。人材や技術力など、地方の良いところを積極的に取り入れて形にされているなと感じます。
宮澤
良いところは積極的に活かしたいですし、やっぱり距離が近いのは良いことですからね。地元の人たちも積極的に募集していきたいと思います。
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4月には地元の人たちに向けたコンサートも企画しているそうですね?
宮澤
はい、4月23日に駒ヶ根市の文化会館大ホールでコンサートを行なう予定です。
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従業員の方も演奏されるようですが、みなさんどのように練習されているのですか?
宮澤
普段は昼休みなどにそれぞれ個人練習をしていたりしますが、今は毎月東京から先生がいらっしゃって、金曜日の夜と土曜日の午前中はご指導いただいています。
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今回取材をしてみて「本当にフルートが好きなんだな」という気持ちが伝わってきました。最後に社長様から読者のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
宮澤
楽器が好きな人間が集まって、楽器を通じて幸せを届けたいという気持ちで愛情を注いで楽器を作っていますので、ぜひそれを味わっていただければと思います! 新しくなった工場にもぜひ遊びに来てくださいね!
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ありがとうございました!