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あなたが奏でる音色の源
サックスの材質を知ろう
サックスは、どんな素材でできているのだろうか? 真鍮(ブラス)、ブロンズ、シルバー、洋白、金合金、etc...
無限ともいえるその組み合わせ
ここで紹介した本体素材、仕上げ、各種パーツ素材。どれを組み合わせるかによって、多様なモデルのサックスが考えられることがお分かりいただけたであろう。さらに言えば、ネックの部分のみ銀製にしてさらに金メッキをかけたり、本体のみにメッキをかけたり……。とにかくいろいろなアイデアが考えられる。
しかし、いま市場にあるサックスは、各メーカーがこれら無限のアイデアの中から科学的根拠や生産性、価格などを考慮したうえで自信を持って世に送り出しているものばかりだ。そしてサックスが出来るまでには素材や仕上げだけではなく、管の厚みや内径、トーンホールの位置など、たくさんの考慮すべき条件がある。これらの条件が音楽的にクリアされ、さらに演奏者の手を経たうえで、あの艶やかな響きが実現するのだ。