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Bob Mintzer公開レッスン
フュージョンからビッグバンドまで幅広いジャンルで活躍中の人気サックスプレイヤー、ボブ・ミンツァー氏。
イエロージャケッツの公演で来日した同氏による公開レッスンが、3月5日(金)に石森管楽器にて開催された。
演奏の仕方について
吹いている時はとてもリラックスし、背中を真っ直ぐにして喉が開いている状態にする。
息のスピードによって音は変わるもの。まずは精一杯、息を吸うことが大事。
息を吸う時は、まず横隔膜へ、それから肺へ空気を入れる感じにする。
喉が開いていてリラックスしていると指が早く動くようになる。
そのためには練習をしなければならないが、例えばメジャースケールの最初の5音を用いて、譜例8のように半音ずつ 上げていくのも良い練習だ。
偉大なプレイヤーから学ぶ
今の若い人はケニー・ギャレット、クリス・ポッター、ジョシュア・レッドマンなどをよく聴いていると思うが、重要なのはその3人が聴いていたような偉大なプレイヤーの演奏を聴くことだ。アルトプレイヤーならチャーリー・パーカー、キャノンボール・アダレイ、ジョニー・ホッジス、リー・コニッツ、オーネット・コールマンなどを聴く必要がある。ケニー・ギャレットはその後に聴けば良い。
自分はそれで失敗した。バディ・リッチのバンドに入ったとき、始めはどちらかというとコルトレーンのような吹き方をしていたが、バディから古いプレイヤーを聴くように言われ、ベン・ウェブスターやコールマン・ホーキンスを聴き始めた。そうすると自分のプレイがすごく変わった。