前号の特集では「基礎のキソ!」金管編~その1~をお送りしましたが、今回は金管編~その2 ~(ユーフォニアム・チューバ)と打楽器+コントラバス編を合わせた拡大版をお届けします! バンドの要となるこの4つのパート。合奏時に主導権を握るパートだからこそ、基礎はしっかりおさえておきたいものです。初めて楽器を持った人に向けた内容と、パートでできる練習も紹介していますので、ぜひ参考にして挑戦してみてくださいね♪ 内容は、「Wind-i5号」から、金管楽器の基本的知識をピックアップしました。
◆1.ユーフォニアム◆2.チューバ ◆3.パーカッション ◆4.コントラバス
手入れの仕方を覚えましょう。手入れ道具で、これだけはそろえましょうというものは、ピストン用オイル、管に塗るスライドグリス、楽器を磨くクロスです。 ピストンは取り出してオイルを表面に塗ります。スライドグリスは取り出した管の先端の少し下の部分に適度に塗り、本体に出し入れして馴染ませましょう。ピストンと管、それぞれ動きにくい場合は汚れが付着していることがあるので汚れを拭き取ってから塗ります。また、楽器の表面はクロスで普段からこまめにピカピカに磨いてあげましょう。
❶楽器の準備が整ったら早速音を出してみましょう! 口の形は、上唇と下唇を軽く合わせ、唇の周りはなるべく平らになるように注意します。真ん中に小さな穴を作り細いストローのように息を出してみましょう。穴の大きさと息の太さを調整すると自然にブーッと振動するところがあります。ポイントは、息と振動です! 両方がバランスよくなると音が出ます。 ❷マウスピースで音が鳴るようになったら音程をつけて吹いてみるといいですよ。口の中に関する注意点ですが、上下の歯は、閉じずに少し開けて、舌の根本を下げて口の中の面積を広くとりましょう。
❶初めての基礎練習は、正確なテンポ感とリズム感を意識するためにメトロノームをかけながら、まずはロングトーンを中心にやってみましょう。管楽器はブレスが重要です。息を深くしっかり吸って楽器にスムーズに送りましょう(譜例①)。
❷音の出だし、発音をクリアにするためにアタックの練習をしましょう。正確に出したいタイミングでタンギングができて、音がスムーズに出ていますか? コントロールできるようになりましょう(譜例②)。
❸タンギングの練習です。舌の位置は上の歯の裏にあて、息を出すときに離しましょう。ブレスが止まらないように、一つひとつの音がはっきりするように、正確にコントロールしてください(譜例③)。
記事はWind-i 5号からの抜粋です。
4月25日発刊
1月31日発刊
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